吉田正尚に「払いすぎ」 最下位なのに超消極的…“迷走”する名門は「擁護できない」

レッドソックス・吉田正尚【写真:Getty Images】
レッドソックス・吉田正尚【写真:Getty Images】

スター遊撃手のボガーツが流出したが、大きな補強は吉田正尚くらい

 吉田正尚外野手を獲得したレッドソックスの補強が批判を浴びている。今季はア・リーグ東地区で最下位に沈んだが、スター遊撃手のザンダー・ボガーツ内野手が流出。代わりの補強は吉田の他、指名打者や救援投手ばかりと思うように進んでいない。米メディア「ジ・アスレチック」の敏腕記者、ケン・ローゼンタール氏も「擁護することはできない。消極的な姿勢は批判を浴びるべきだ」と辛辣だ。

 今オフは大富豪のスティーブ・コーエン球団オーナー率いるメッツが、FA選手との超大型契約を連発するなど賑わせている。大物を補強するには長期契約の提示は避けられない情勢となっている中、レッドソックスは主軸のボガーツを流出させてしまった。同記者は「現時点で補強したのは6人だ。そのうち救援陣が4人、38歳のジャスティン・ターナーと、契約は払いすぎという見解が一般的なマサタカ・ヨシダだ」と指摘している。

 今夏のトレード期限でも“迷走”していたことに触れている。主力のクリスチャン・バスケス捕手とジェイク・ディークマン投手を放出しながら、トミー・ファム外野手、リース・マグワイア捕手、エリック・ホズマー内野手を補強。ネイサン・イオバルディ投手とJD・マルティネス外野手の大物2選手を出し渋り、最下位でシーズン終了、2選手はFAになった。同記者は「トレード期限で補強するのか、放出するのか、どちらつかずの動きを見せた」と表現している。

(Full-Count編集部)

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