パドレスの“予想スタメン”が「最高」 471億円男の加入で超豪華…ダルを強力援護

パドレスのフアン・ソト、ザンダー・ボガーツ、マニー・マチャド(左から)【写真:Getty Images】
パドレスのフアン・ソト、ザンダー・ボガーツ、マニー・マチャド(左から)【写真:Getty Images】

開幕から20試合出場停止のタティスJr.は「1番・左翼」が有力

 今季は89勝73敗でナ・リーグ西地区2位となったパドレス。ワイルドカードシリーズでメッツ、地区シリーズでドジャースを破り優勝決定シリーズにコマを進めた。このオフにはレッドソックスをFAになった遊撃手、ザンダー・ボガーツを11年2億8000万ドル(約371億円)で獲得。MLB公式サイトのアンソニー・カストロビンス記者は来季の予想オーダーを紹介し、「最高の打線になる」と述べている。

 1番はフェルナンド・タティスJr.。2021年に42発で本塁打王に輝いたが、昨年は故障と禁止薬物の使用により出場停止処分が科されて出場機会なし。来季も開幕から20試合は出場できないが、その後は本来の遊撃ではなく左翼として復帰すると予想されている。2番に今季途中に加入したフアン・ソト。パドレスでは52試合で打率.236も出塁率は.388をマークした。

 3番のマニー・マチャドは今季32発。そして新加入のボガーツが4番に座る。今季はレッドソックスで171安打、15本塁打、打率.307、OPS.833をマーク。この4人が並ぶオーダーは相手にとって脅威だろう。6番にはヤンキースからFAとなり加入したマット・カーペンターがDHで入っている。一時は引退瀬戸際に追い込まれながら5月にヤンキースとメジャー契約を結び、47試合で打率.305、15本塁打、OPS1.138をマークした。

 カストロビンス氏は来季の打線トップ10を選出し、パドレスをメッツに次ぐ2位にあげている。「打線を記入する作業は楽しかった。ボブ・メルビン監督がスタメン表を書くときは、もっと楽しく感じるだろう。ソトをトレードで獲得してから、打線は想像したより打つことはなかった。しかし、過去5シーズンで通算OPS.880を記録したボガーツの加入とタティスJr.の復帰で最高の打線になるだろう」と解説。「下位打線には疑問符が付くが、カーペンターが去年のように打ちまくれば、更にいい打線になる」と分析している。

 今季のチーム打率.241はリーグ8位、153本塁打は同12位だった。ボガーツやカーペンターの加入、タティスJr.の復帰はダルビッシュ有ら投手陣も心強いだろう。新オーダーがどう機能するか。2023年シーズンが待ち遠しい。

【予想スタメン】1番に昨年のHR王、4番に371億円男 「最高の打線」パドレスの超豪華ラインナップ

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