FAや現役ドラフトで“古巣”復帰は偶然? 逸材多数…「Jr.トーナメント」出身の77人

オリックスにFA移籍した森友哉(左)と巨人に移籍したオコエ瑠偉【写真:橋本健吾、荒川祐史】
オリックスにFA移籍した森友哉(左)と巨人に移籍したオコエ瑠偉【写真:橋本健吾、荒川祐史】

森友哉はバファローズJr.、オコエはジャイアンツJr.で出場した

「NPB12球団ジュニアトーナメント KONAMI CUP 2022」が27日、神宮球場と横浜スタジアムで開幕。29日まで熱戦が繰り広げられる。2005年に始まったこの大会、過去に77人(うちドラフト1位は14人)がNPBに進んでおり、まさにプロの登竜門とも言える大会で、注目度も高まっている。

 ではこの77人のうち、ジュニアとプロで同じユニホームを着ている選手はどれくらいいるのだろうか。中日は2018年から根尾昂、石川昂弥、高橋宏斗と3年連続でドラゴンズジュニア出身選手をドラ1指名。阪神・佐藤輝明もタイガースジュニアを経験している。

 そしてこのオフ、新たに“古巣”に復帰した選手が2人いる。西武からFA権を行使した森友哉はオリックスに移籍。バファローズジュニアの一員として2007年大会に出場しているため“16年ぶり”復帰となる。ちなみにオリックスには来田涼斗、池田陵真、野口智哉とバファローズジュニア出身選手が多い。

 現役ドラフトで巨人に指名されたオコエ瑠偉は、ジャイアンツジュニアで2009年大会に出場している。楽天に2015年ドラフト1位で入団するも、今年までの7年間で236試合、129安打9本塁打、打率.219と燻っている男が、思い出深いユニホームを着て覚醒できるか興味深い。

 今秋のドラフト会議で西武に1位指名された蛭間拓哉はライオンズジュニアで2012年大会に出場。同期の根尾昂やロッテ・藤原恭大(バファローズジュニア)らとしのぎを削った。また、ライオンズジュニア出身の選手が西武に入団するのは昨年の羽田慎之介に続いて2年連続となる。

 小学5、6年生の精鋭が競う今大会。6年後もしくは10年後に、同じユニホームを着てプロの舞台でプレーする姿を想像しながら見るのも一興だろう。

(Full-Count編集部)

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