元楽天内野手も「お手本のよう」と絶賛する逸材 野球歴わずか2年の小6が放った豪快弾

本塁打を放ったイーグルスジュニア・深堀進惺くん【写真:川村虎大】
本塁打を放ったイーグルスジュニア・深堀進惺くん【写真:川村虎大】

イーグルスジュニアの深堀くんは昨年のドラゴンズジュニア・小久保くんに憧れ

 鋭く振り抜いた打球は、ぐんぐん伸びて柵を越えた。小学生の軟式野球大会「NPB12球団ジュニアトーナメント KONAMI CUP 2022」。28日に予選2回戦で、大会第6号を放ったイーグルスジュニアの深堀進惺(ふかぼり・しんせい)くんは、野球を始めてまだ2年だという。前回大会で神宮球場の左翼スタンド中段まで飛ばす特大弾を放ったドラゴンズジュニアの小久保颯弥くんに憧れ、ジュニアチーム入りを志していた。

 神宮球場でのジャイアンツジュニア戦。勝てば決勝トーナメント進出が決まる大一番で力を発揮した。2回先頭、3球目の外角を逆らわずに叩いた。打球はライナーで伸びていき、右翼の柵を越えた。チームはこの回一挙4点を奪い、最終的に5-4で勝利した。

 逆方向への本塁打は人生で初めて。「普段は引っ張ってばかりだったので自分でも驚きました」と振り返る。いつもとは違う感覚で「行ったな」と確信したという。

 元楽天内野手の大廣翔治監督は「もともと反対方向にも飛ばす力ある」としながらも、「あれは凄いですよ……」と驚きの表情。「なかなか逆方向に本塁打なんて難しいですから。しっかり形ができて、さらに力もある。お手本のようなバッティングでしたね」と舌を巻いた。

野球歴はわずか2年…楽天ジュニア入りは前回大会の衝撃アーチがきっかけ

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