戦力外の“大物”が続々と引退 オファーなく苦渋の決断…まだ定まらぬ選手の行方は?

現役引退を決断した井納翔一(左)と平田良介【写真:荒川祐史】
現役引退を決断した井納翔一(左)と平田良介【写真:荒川祐史】

井納翔一は27日、平田良介は28日にSNSで引退を発表

 2022年もあと僅か。年の瀬を迎え、今オフに戦力外通告を受けて来季所属先が決まらず、現役引退発表を決断する選手が増えてきた。ここではこのオフにユニホームを脱いだ主な選手を改めて振り返る。

“実績組”では中日・福留孝介、阪神・糸井嘉男やヤクルト・坂口智隆、嶋基宏、オリックス・能見篤史、西武・内海哲也、ソフトバンク・明石健志らが引退、セレモニーも実施され、惜しまれながらユニホームを脱いだ。“NPB”からの引退を表明した内川聖一は九州アジアリーグに所属する大分B-リングスの加入が決まった。

 日本ハム・杉谷拳士は“涙”の会見。11月の「12球団トライアウト」を受けた選手の中では巨人・桜井俊貴、ヤクルト・寺島成輝、広島・安部友裕らがユニホームを脱ぐ決断をした。

 そして年末が迫るにしたがって、苦渋の決断をする選手が続々。10月に日本ハムを自由契約になった金子千尋投手は23日に会見で引退を発表し、巨人・井納翔一は27日、中日・平田良介は28日にそれぞれ自身のSNSで引退を明かした。28日にはオリックスの松井雅人の引退→スコアラー転身も発表された。

 NPBで実績をあげながら今オフに戦力外となり、まだ去就が定まっていないのは、2019年に“投手3冠”に輝いた山口俊がいる。他にも163セーブ&158ホールドの増井浩俊、114ホールドの三上朋也投手、71セーブ&78ホールドの秋吉亮、2017年にフル出場した倉本寿彦らがいる。

 年末から年始にかけて、これらの選手にも動きが出てくるか。岐路に立った選手たちの“決断”が注目される。

(Full-Count編集部)

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