遊撃に「適任者いない」…柳田はまさかの7番 侍Jスタメンを飯田哲也氏が独自予想
下位打線も豪華…スーパーサブは源田や近本、中野ら
7番に柳田、8番にDeNA・牧秀悟内野手と下位打線も豪華だ。「9番・捕手」のスポットには、常連のソフトバンク・甲斐拓也捕手ではなく、西武からオリックスへFA移籍したばかりの森友哉捕手を置く。「スタメンでは打力の高い森を起用して得点力を上げ、甲斐には試合終盤の“締めの捕手”を任せたい。盗塁阻止力、ワンバウンドの投球を止める技術、侍ジャパンの投手と数多くバッテリーを組んできた経験値を含め、甲斐の守備での安定感はやはり抜群ですから」と飯田氏は話す。
「こうして見ると、クリーンアップ以外は意識したわけではありませんが、1番から9番まで左打者と右打者が交互に並び、完璧なジグザグになっていますね」と笑う。確かに、左と右がバランスよく収まった。
スーパーサブには「代走でも守備固めでも存在感を放ちそうな源田。阪神・近本光司外野手、中野拓夢内野手も、試合途中からでも十分働けて機能する選手だと思います。そして、広島の坂倉将吾捕手ですよ。マスクをかぶれる上、サード、ファーストを守れて、何より打撃がしぶとい(2022年は打率.288、16本塁打68打点)。代打を含めて使い勝手がいいと思います」と“推奨株”を挙げた。
2022年のシーズン打率が自己ワーストの.243に終わったヤクルト・山田哲人内野手についても、「国際大会での経験が豊富ですし、勝負強い。おそらく栗山英樹監督はメンバーに入れてくると思います」と見る。スタメンには所属球団で中軸を務める強打者がズラリと並び、機動力や小技の利く職人タイプがベンチに控える。ワクワクするような“ジグザグ侍”ができ上がった。