大谷翔平は「歴史とルールを変えた」 年の瀬に振り返りたい“2022年の功績”

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

挙げればキリがない記憶や記録の数々「素晴らしさをどう表現していいか」

 エンゼルスの大谷翔平投手は、2022年シーズンも見る者に驚きを届けた。打者としての34本塁打もさることながら、投手として15勝と大きな飛躍を遂げた。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」では、名物記者ジェイソン・スターク氏が「2022年個人的オオタニのベスト・モーメント」を回顧。「素晴らしさをどう表現していいかわからない」と改めて称えている。

 スターク記者はまず、投打で際立った数値に着目。3度のサイ・ヤング賞を誇るマックス・シャーザーを上回る防御率2.33をマークし、奪三振率33.2%はヤンキースの豪腕ゲリット・コール以上。一方でOPS.875は昨季の本塁打王ブラディミール・ゲレーロJr.より勝っている点などを挙げ「人間ではない!」と強調した。

 さらに今季から適用された“大谷ルール”にも触れ「彼は歴史とルールを変えた!」とも。4月20日(日本時間21日)のアストロズ戦では、先発登板する前の1回表に2度も打席に入る珍事が発生。1900年以降では初の記録となった。

 挙げればキリがない記憶や記録の数々。スターク記者も「誰もこんなことを成し遂げたことはない。でも、これはショウヘイ・オオタニの日常だ。彼は本当に人間なのだろうか? もしかしたら、惑星オオタヌアスから宇宙船でやってきた宇宙人なのかもしれない」とポツリ。宇宙人か人間なのか、2023年もきっと疑問を持ち続けるはずだ。

 年が明ければ「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」も待っている。野球史を塗り替え続けている二刀流の快進撃は、さらに加速していくに違いない。

(Full-Count編集部)

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