大谷翔平の来オフ去就を米敏腕記者ガチ予想 本命とダークホース、10年700億円契約は

前例のない二刀流選手のFA「オオタニの契約を予測するのは難しい」

 マリナーズはどうか。チームは新人王のフリオ・ロドリゲス外野手が台頭した若いチームで、今季はイチローがメジャー1年目だった2001年以来21年ぶりにプレーオフ進出。チーム総年俸1億7420万ドル(約231億3000万円)と贅沢税の課税ライン(2024年は2億3700万ドル、約314億7000万円)にも余裕がある。これまで11人の日本人選手が所属し、大谷がメジャー挑戦した2017年オフの争奪戦でも最終面談に進んでいる。ここまで大富豪スティーブ・コーエンオーナーが率いるメッツ、ジャイアンツが参戦する可能性が伝えられる中、マリナーズは大谷争奪戦の“ダークホース”となるのか。

 契約規模も注目される。前例のない二刀流選手のFA。モロシ記者は「オオタニの契約を予測するのは難しいが、アーロン・ジャッジの契約に匹敵する可能性はある」と、9年3億6000万ドル(約478億円)でヤンキースと再契約した大砲の名前を挙げた。今オフは“年俸インフレ”が加速。ロサンゼルス・タイムズ紙のデュラン・ヘルナンデス記者のように10年700億円級と指摘する米メディアもある。いずれにしても、FA史上最高額となる可能性は十分だ。

○著者プロフィール
小谷真弥(こたに・まさや)1983年、大阪・大阪狭山市生まれ。埼玉・東松山市育ち。明大明治高、明大野球部を経て2006年報知新聞社に入社。地方部(富山・石川)を経て2009年に運動第一部(野球部)へ異動。2009年ロッテ、2010、11年横浜、2012年から巨人、2015年から日本ハム、2017年からメジャー担当。2019年2月からFull-Count編集部に所属。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY