重要な大谷翔平の“前打つ打者”、奥の手は日系選手? 専門家が提唱…最強の侍J打線

「MLBのいい投手と対戦経験がある」ヌートバー&クワンの1、2番を提唱

“奥の手”は、MLBカージナルスのラーズ・ヌートバーを1番、ガーディアンズのスティーブン・クワンを2番に起用するプランだ。ヌートバーは母が日本人。クワンは母方の祖父母が日本出身で、母は日本で出生しており、侍ジャパンの一員としての出場が検討されている。2人とも俊足・巧打が持ち味の左打ちの外野手で、「何よりMLBのいい投手と対戦経験があることが頼もしい。特にクワンはめったに三振をしない打者で、本当に出場できるのであれば、ぜひ大谷の前を打たせたい」と野口氏は熱望する。クワンは2022年、メジャーデビュー以来6試合、25打席目に空振りするまで116球空振りなしで、“空振りしない男”として話題になり、好守でゴールドグラブ賞も受賞した。

 6番にはDeNAの牧秀悟を置き、本職のセカンドでなく、ファーストを守ってもらう。「ファーストの守備力は大事ですが、スタメン一塁候補となると、浅村(栄斗=楽天)、山田(哲人=ヤクルト)、岡本(和真=巨人)、牧といったところで、いずれも本職ではない。その中では牧が最近一番多く守っています」と説明する。牧は2022年には出場全試合で二塁を守ったが、プロ1年目の21年には二塁で98試合、一塁でも26試合でスタメン出場している。

 先発マスクは、西武からオリックスにFA移籍した森友哉に任せ、7番に置く。野口氏は「捕手は、打撃のいい森が先発し、最後の2イニングくらいを甲斐(拓也=ソフトバンク)や中村(悠平=ヤクルト)が締めるのが面白いかもしれない」と言う。「8番・二塁」には、過去の国際試合で勝負強い打撃を披露しているヤクルト・山田哲人。「9番・遊撃」を守備力抜群の西武・源田壮亮が務める布陣だ。

「柳田(悠岐=ソフトバンク)の体調が万全であれば、1番・中堅で起用するのも面白い」と付け加えた野口氏。選手個々の体調、相手の特徴などに応じ、臨機応変のオーダー編成を望む。

【スタメン一覧】中軸は不動、“奥の手”はヌートバー&クワン…野口氏が選ぶ侍J最強打線

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