レジェンドに「失礼」…勃発した“背番号問題” 新入り38歳に即譲渡でファン激怒

レッドソックス入りしたジャスティン・ターナー【写真:Getty Images】
レッドソックス入りしたジャスティン・ターナー【写真:Getty Images】

生え抜き遊撃手ボガーツが10年間つけていた「2」がターナーに

 レッドソックスは6日(日本時間7日)、ベテラン強打者のジャスティン・ターナー内野手との契約を正式発表した。球団公式ホームページのロースターに追加した際、横に書かれた背番号「2」が、ファンの怒りを買っている。

 米スポーツ局「NBCスポーツ・ボストン」は、背番号「2」について「生え抜き遊撃手ザンダー・ボガーツがレッドソックスで10年間つけていたものだ」と説明。「ボガーツがFAでパドレスに移籍してから1か月も経っていない。チーム史上最も偉大な遊撃手といっても過言ではない彼の番号を新しい選手に与えるまで、1、2年は待つものだろう」と異を唱えた。

「2」は過去に元二塁手で2021年に他界したジェリー・レミーさんもつけていたため「このタイミングでレミーを称えて永久欠番にしてもよかった」と記事は指摘する。

 38歳のターナーは、メジャーデビューして間もないメッツ時代には「2」をつけていたが、ドジャースでの9年間は「10」を背負った。その「10」は現在のレッドソックスではトレバー・ストーリーがつけている。

“2番問題”について「ターナーが要求したのかチームが与えたのかはハッキリしないが、開幕日までに変更を考えたほうがいいかもしれない。レッドソックスの2番をレミーかボガーツ以外がつけている姿を見るのは不快と言わざるを得ないからだ」と述べた。

 米メディア「Audacy」が紹介したファンの声も「2番をつけるべきじゃない。レミーとボガーツの番号だ!!」「ザンダー・ボガーツにもジェリー・レミーにも大いに失礼だと思う」「これは納得できない。ジェリー・レミーのために永久欠番にしてほしかった。ボガーツを手放した傷が癒えないうちにターナーに(2番を)あげちゃうのは愚かだ」「早すぎる」と否定的なものばかり。新戦力が思わぬ形で批判にさらされた形となった。

(Full-Count編集部)

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