エ軍元有望株にマイナー落ち危機か フィリップス獲得で戦力整理必至「アデル諦めた」

エンゼルスのジョー・アデル【写真:Getty Images】
エンゼルスのジョー・アデル【写真:Getty Images】

フィリップス獲得を正式発表、中継ぎウォーレンがDFA

 大谷翔平投手が所属するエンゼルスは9日(日本時間10日)、オリオールズ傘下からFAとなっていたブレット・フィリップス外野手と年俸120万ドルの1年契約で合意したと発表した。中継ぎ右腕オースティン・ウォーレンがメジャー出場前提となる40人枠から外れ、事実上の戦力外(DFA)となった。

 28歳のフィリップスは2020年途中からレイズでプレーし、2021年は自己最多118試合出場、打率.206、13本塁打、44打点、14盗塁をマーク。昨季途中にオリオールズへ金銭トレードで移籍し、計2球団で83試合出場、打率.144、5本塁打、15打点、7盗塁だった。また、二刀流を自称し、昨年5月には投手として打者・大谷と対戦。スローボールを右翼フェンス直撃の二塁打とされた。

「オレはアメリカン・オオタニだ」と二刀流を自称するが、本職は外野手。トラウト、ウォード、レンフローと外野手の人材は豊富で、米メディア「ジ・アスレチック」のエンゼルス番サム・ブラム記者は「第4の外野手」として期待。ファンからは「アデル、モニアック共にマイナーで開幕? それでもいいと思う」「我々はアデルをあきらめた」などとコメントされた。

 明るいキャラクターの持ち主で、多くの米メディアも反応した。米メディア「ジョムボーイ・メディア」のポッドキャスト番組「トーキン・ベースボール」は「フィリップスの加入でエンゼルスは楽しくなる」とツイート。米放送局NBCスポーツの「NBCスポーツエッジ」は「守備は非常にスキルが高く、クラブハウスでの存在感では球界屈指」などと伝えている。

(Full-Count編集部)

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