エ軍の“元プロスペクト”が居場所失う危機 米辛辣「もはや当てにしていない」

エンゼルスのジョー・アデル【写真:ロイター】
エンゼルスのジョー・アデル【写真:ロイター】

昨季は88試合で打率.224、8本塁打…三振率は37.5%にのぼった

 エンゼルスは今オフ、ブルワーズから交換トレードでハンター・レンフロー外野手を得た他、先日にはオリオールズ傘下からFAとなっていたブレット・フィリップス外野手を獲得した。外野の陣容はほぼ固まり、かつてのプロスペクトであるジョー・アデルは厳しい立場に追い込まれた。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」は「チーム内での将来は不透明」と指摘している。

 エンゼルスの今季外野陣はセンターにマイク・トラウト、両翼にテイラー・ウォードとハンター・レンフローが就き、「第4の外野手」としてフィリップスの名前が挙がっている。他にもブランドン・ドルーリー、ジャレッド・ウォルシュ、ルイス・レンヒーフォらは外野に回ることも可能で、「ポジション争いはないだろう」と記事は解説。ペリー・ミナシアンGMが10日(日本時間11日)に「ポジションは固まっている」と語ったことにも言及している。

 アデルは2021年に35試合で打率.246、4本塁打をマーク。2022年のスプリングトレーニングで好結果を残したため「アデルは先発する準備ができている」とミナシアン氏は期待を寄せたが、結局88試合で打率.224、8本塁打に終わった。「酷かった。2022年の三振率は37.5%(285打席で107三振)で、守備でも苦労した」と記事は伝え、「チーム内での将来は不透明だ」と指摘する。さらに現在のエンゼルスは「おそらく彼抜きのロースターを作ろうとしている。もしかしたら、不要かもしれない」とも述べている。

 今年4月に24歳になるアデル。「まだ生かしきれていない才能がある。球団は成功への道筋をまだ探している」とする一方で「(以前との)唯一の違いは、もはや当てにしていないと思われるということだ」と記事は解説。かつての“期待の星”は今季、どんな成績を残すだろうか。

(Full-Count編集部)

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