イチローも笑顔…打者“絶望”の魔球は「打てない」 日米ファン興奮の「最高の瞬間」

最後の打者を空振り三振に抑えたダルビッシュ有【写真:Getty Images】
最後の打者を空振り三振に抑えたダルビッシュ有【写真:Getty Images】

2009年のWBC、ダルビッシュは大会途中からクローザーに転向

 2017年以来、6年ぶりに行われるワールド・ベースボール・クラシックに参加表明したダルビッシュ有投手(パドレス)の“攻略不可能”な魔球が注目を集めている。日本ハム時代の2009年に参加した大会では、途中からクローザーを務め韓国との決勝でも最後にマウンドへ。そこでの1球に「何回見てもえげつない」「こんなん打てないやろ」と日米のファンからコメントが集まった。

 大会公式ツイッターが公開したのは、決勝戦の延長10回、勝ち越した日本がダルビッシュをマウンドに送り、最後の打者を打ち取る場面。韓国の好打者チョン・グヌに投げたスライダーは、右打者に当たるかというコースから外角低めへ急激に落下する。打者はバットに当てることもできず空振り。マウンドのダルビッシュは両手を突き上げ、外野からは笑顔のイチロー氏も駆け寄っている。

 この名場面に、日米のファンは大興奮。「何回見てもえげつない曲がり方で笑う。こんなん打てないやろ」「この時の熱い興奮は一生涯忘れられないな」「日本の野球ファンにとって最高の瞬間」と当時に戻ったかのようなコメントに加え、「ユウ・ダルビッシュはこのときよりさらに進化した」と今大会での投球に期待する声も並んだ。

【実際の場面】打者はなす術もなく凡退…ダルビッシュは“魔球”で世界一を決めた

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