たった2年で戦力外、球宴選出右腕も…田中正義の未来は? 人的補償の“その後”

日本ハムに移籍した田中正義(左)と西武に移籍した張奕【写真:荒川祐史】
日本ハムに移籍した田中正義(左)と西武に移籍した張奕【写真:荒川祐史】

人的補償の楽天・酒居、ロッテ・小野は中継ぎで活躍

 日本ハムはFA宣言した近藤健介外野手の人的補償として田中正義投手を獲得した。このオフに人的補償として他球団へ移るのはオリックスから西武へ移る張奕投手と合わせて2人目。2016年以降の7年間で13人目となったが、人的補償による移籍から活躍する選手もいる。

 人的補償で好結果を残しているのは、2019年オフに移った楽天の酒居知史、ロッテの小野郁の中継ぎ両投手だろう。ロッテ・美馬学投手の補償となった酒居は、2021年に54登板で防御率2.28と好成績。3年連続で30試合以上に登板している。楽天・鈴木大地内野手に代わって移籍した小野は3年連続で40試合以上に登板。昨季はオールスターに初選出され、44登板で防御率1.99と安定感抜群だった。

 DeNA・平良拳太郎投手は2016年オフに山口俊の人的補償として巨人から移籍。巨人時代は1軍1登板のみで主に2軍が主戦場だったが、移籍後に先発投手として1軍登板を増やした。2018年から2年連続5勝をマーク。2021年6月に右肘のトミー・ジョン手術を受けたものの、昨年7月末に支配下復帰。今季は完全復活が期待される。

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