日本ハム・田中正義が入団会見で先発を直訴 稲葉GMも期待「こんなもんじゃない」

入団会見に臨んだ日本ハム・田中正義(左)と稲葉篤紀GM【写真:町田利衣】
入団会見に臨んだ日本ハム・田中正義(左)と稲葉篤紀GM【写真:町田利衣】

背番号は「26」に決定、古巣への感謝も

 ソフトバンクにFA移籍した近藤健介外野手の人的補償で日本ハムに加入した田中正義投手が15日、千葉県鎌ケ谷市内で入団会見を行った。背番号は「26」に決定。「心機一転、ファイターズの力となれるように一生懸命頑張っていきます。個人的には先発をやらせていただきたいと思います」などと決意を語った。

 5球団競合の末に2016年ドラフト1位でソフトバンク入りした田中正。日本ハムはこの時に1位入札したものの抽選に敗れていた。会見に同席した稲葉篤紀GMは「彼はこんなもんじゃない。大きな期待を込めて獲得させていただきました。昨年ファイターズの試合も投げましたけど素晴らしい球を投げていた」と期待を寄せた。

 故障もあってプロ通算6年間で34試合登板、0勝1敗、防御率4.25とまだ勝利を挙げていない。しかし、28歳右腕は「今年こそはという強い気持ちもありますし、順調にトレーニングもつめているのでいい1年にしたい」と決意も新た。プロ初勝利へ「4月中にできるようにという目標を掲げて自主トレしていたので、そこをまず達成できるように」と意気込んだ。

 古巣ソフトバンクに対しては「感謝しかないですけど、PayPayドームで投げる時には抑えられるように頑張ります。勝利したなという1年にします」と力を込めた。日本ハムの背番号26は、古くは守護神として活躍した江夏豊、近年では糸井嘉男、西川遥輝らが背負った。北の大地で力を発揮できるか。注目の1年が始まる。

(町田利衣 / Rie Machida)

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