育成合わせて100人超…巨人が敢行する超絶サバイバル 残された支配下枠は?

巨人・高橋優貴、梶谷隆幸、平内龍太(左から)【写真:荒川祐史】
巨人・高橋優貴、梶谷隆幸、平内龍太(左から)【写真:荒川祐史】

現在支配下は57人…昨年は64人で開幕を迎えた

 2022年は5年ぶりBクラスの4位に終わった巨人。「奪回 ~GIANTS PRIDE 2023~」のチームスローガンで3年ぶりVを目指す今季は、“競争原理”を前面に押し出している。今季の支配下選手は新外国人5人、新人5人を含めてここまでで57人。上限の70人にたっぷり余裕がある。

 巨人はこのオフ、13選手(うち支配下5選手)を戦力外に。実績ある山口俊投手らがチームを去った。さらに外国人ではアダム・ウォーカー外野手を除く8選手が自由契約になった。また、他にも12人が自由契約となり育成で再契約。その中にはFA入団の梶谷隆幸外野手やドラ1入団の高橋優貴投手や平内龍太投手らも含まれる。

 一方で補強は決して多くない。広島から無償トレードで長野久義外野手を迎え入れ、ソフトバンクを退団した松田宣浩内野手を獲得。現役ドラフトで楽天からオコエ瑠偉外野手を指名し、戸根千明投手は広島に移籍した。

 新外国人はフォスター・グリフィン、ヨアン・ロペス、ヨアンデル・メンデス、タイラー・ビーディの4投手とルイス・ブリンソン外野手の計5人を獲得した。ドラフト1位の浅野翔吾外野手ら新人5人を加えても支配下は57人。ここから大量補強は現実的ではなく、育成からの一定数の引き上げが見込まれそうだ。育成の人数は46人の“大所帯”だ。

 3軍制を敷くだけに人材は豊富。上記の梶谷や高橋、平内らの他にも中川皓太投手、立岡宗一郎外野手ら実績者が顔をそろえ、京本真投手、鈴木大和外野手らの評価も高い。昨年は開幕前に3選手を支配下登録し、64選手でシーズンイン。シーズン後に5選手を支配下登録、外国人1人を加えて戦った巨人。今年はどんな形でシーズンを迎えるだろうか。

(Full-Count編集部)

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