メジャー希望も決まらぬ移籍先 子どものお守りで諦めない3冠右腕も…“去就未定”大物は

巨人から戦力外となった山口俊(左)とレッドソックスからFAの澤村拓一【写真:荒川祐史、Getty Images】
巨人から戦力外となった山口俊(左)とレッドソックスからFAの澤村拓一【写真:荒川祐史、Getty Images】

有原航平はソフトバンクでNPB復帰、筒香嘉智はレンジャーズとマイナー契約

 レンジャーズは15日(日本時間16日)、ブルージェイズ傘下からFAとなっていた筒香嘉智外野手とマイナー契約を結ぶことで合意したと発表した。アリゾナ州サプライズで行われるスプリングトレーニングには招待選手として参加する。渡米4年目、不退転の決意でメジャー昇格を目指すこととなりそうだ。

 メジャーのキャンプインまで1か月。日米通算223本塁打を誇る日本人スラッガーの去就が決まった。代理人を務めるジョエル・ウルフ氏は昨年12月にNPB球団からオファーが来ていることを認めた上で、「メジャーでのプレーを優先している」と筒香の意向を明かしていた。

 日本球界のキャンプインまでは3週間を切っているが、まだまだ去就が決まっていない大物選手はいる。澤村拓一投手は昨年9月にレッドソックスからFAのまま。米移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」はNPB復帰よりもメジャーでのプレーを希望していると伝えている。

 レンジャーズ傘下からFAとなっていた有原航平投手はソフトバンクで3年ぶりにNPB復帰することが決まった。ここまで自身のインスタグラムでは傾斜を使った投球を行うなど順調な仕上がりを見せているが、どのような選択を下すのか。

 2019年に最多勝、最多奪三振、最高勝率の3冠に輝き、昨オフに巨人から戦力外通告を受けた山口俊投手は「まだまだ諦めずに頑張ります! もう1度奮い立たせます!」と現役続行へ意欲を燃やしている。8日に自身のインスタグラムを更新し、「絶対あきらめるな」と刺繍されたお守りの写真を投稿。「息子がお小遣いでお守りを買ってきてくれた」「子どもの力ははんぱねー!」と綴っていた。

 通算163セーブ&158ホールドの増井浩俊、2017年に全143試合出場した倉本寿彦内野手らの去就が決まっていない。今後、プロ野球球団が春季キャンプなどでテストを行う可能性もあるが、どのような展開を見せるのか。

(Full-Count編集部)

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