メッツの「1番の不安は内野陣だ」 WBCに4人全員出場の可能性…監督も困惑

メッツのジェフ・マクニール【写真:Getty Images】
メッツのジェフ・マクニール【写真:Getty Images】

決勝進出なら「チームに戻ってくるのは開幕のおよそ1週間前だ」

 メッツは昨季、ナ・リーグ東地区でブレーブスと並ぶ101勝を挙げた。今オフも超大型補強が目立ち“金満”といわれるが、バック・ショーウォルター監督は「課題に直面している」という。米ニューヨーク・ポスト紙が報じた。

 MLB今季から新ルールが適応される。走者なしでは15秒以内、走者ありでは20秒以内で投げる必要があるため、スプリングトレーニングではブルペンでタイマーを使って投球する練習を計画しているという。指揮官は「全員が準備すべきだ。なぜなら、スプリングトレーニングは短いからだ」と話す。

 3月にはワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が開催され、各国を代表して出場する選手たちは長期間チームを離れることになる。「しかも、トーナメントは旧ルールで開催される。つまり、選手達は少し早めにスプリングトレーニングで新ルール適応に準備したあと、WBCでは旧ルールでプレーする。3月21日(日本時間22日)にマイアミで行われる決勝まで進めば、チームに戻ってくるのは3月30日(同31日)で開幕戦のおよそ1週間前だ」と難しさを指摘した。

 ロースターはまだ確定していないが、メッツは外野がスターリング・マルテ(ドミニカ共和国)、ブランドン・ニモ(イタリア)の2人、捕手がオマー・ナルバエス(ベネズエラ)、先発がカルロス・カラスコ(ベネズエラ)、ホセ・キンタナ(コロンビア)の2人、救援がエドウィン・ディアス(プエルトリコ)、アダム・オッタビーノ、ブルックス・ラリー(アメリカ)の3人が出場する可能性がある。

 さらに「メッツにとって1番の不安は内野陣だ」というように、ピート・アロンソ(アメリカ)、ジェフ・マクニール(アメリカ)、フランシスコ・リンドーア(プエルトリコ)、エドゥアルド・エスコバー(ベネズエラ)の内野手全員がWBCでプレーする可能性がある。新しいルールの1つに、守備シフトの制限があることもあり、不安要素の1つとなる。

 ショーウォルター監督は「酷いことだけど、何ができるのか」と語り「シーズンが始まれば待ってはくれない」と困惑気味。大量の選手選出はシーズンにどんな影響を及ぼすのだろうか。

(Full-Count編集部)

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