WBC初代王者から17年後…まだ現役の“お化け選手” 長寿4人の「共通点」とは?

ソフトバンク・和田毅(左)とヤクルト・青木宣親【写真:荒川祐史】
ソフトバンク・和田毅(左)とヤクルト・青木宣親【写真:荒川祐史】

第5回大会はダルビッシュ有が最年長

 3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で、先行発表された12選手を含め全30選手が固まった。最年長はパドレスのダルビッシュ有投手。36歳で自身2度目のWBC出場となった。2006年の第1回大会からはや17年。初代王者のメンバーは大半が引退しているが、今でも現役でプレーするレジェンドもいる。

 記念すべき第1回大会では、米大リーグ、NPBの混合チームを王貞治監督が率いて、世界一に輝いた。今でもNPBで現役としてプレーしているのは2人だけ。ソフトバンクの和田毅投手と、ヤクルトの青木宣親外野手だ。和田は当時プロ4年目で25歳。シーズンでも14勝を挙げる活躍を見せた。青木は3年目の24歳。前年の2005年に史上2人目のシーズン200安打を達成したが、2006年も192安打を放ち最多安打に輝いた。

 NPBを除けば、もう2人。昨季は独立リーグ・ルートインBCリーグの栃木ゴールデンブレーブスでプレーした川崎宗則内野手と、ヤマエグループ九州アジアリーグの福岡北九州フェニックスに所属する西岡剛監督。西岡は選手兼任で、球団公式サイトでも「内野手」としても登録されている。2人は第1回WBCで二遊間を組み世界一に貢献。キューバとの決勝戦でも川崎が「1番・遊撃」、西岡が「2番・二塁」を託されるなど攻守でチームを牽引していた。NPBを離れても、野球界に貢献しようと今もグラウンドで自身の経験を伝えている。

 この4人にはその後、メジャーに挑戦したという共通点もある。夢を追い求め、まだまだグラウンドで戦う選手たち。そしてこの4人の中でも2月で42歳を迎える和田が最年長ということを考えれば、いかに和田が現役を続けるために厳しいトレーニングを積んでいるかもわかる。

(Full-Count編集部)

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