千賀滉大の「お化け話は本当だ」 元同僚の助言も無力…米代表は「球が見えなかった」

メッツ入りした千賀滉大【写真:ロイター】
メッツ入りした千賀滉大【写真:ロイター】

「NYタイムズ」紙が特集「この日本人エースにまつわるお化け話は本当だ」

 米紙「ニューヨーク・タイムズ」が16日(日本時間17日)、ソフトバンクから海外FA権を行使してメッツ入りした千賀滉大投手を特集。「この日本人エースにまつわるお化け話は本当だ」とし、“お化けフォーク”と称される伝家の宝刀の凄さを、元同僚助っ人の証言を交えて伝えている。

 例に挙げられたのが2021年東京五輪。決勝トーナメント初戦で日本は米国と対戦し、千賀は2回無失点、5奪三振と好投した。この試合で米国のチームメートに忠告していたのが、当時ソフトバンクに所属し千賀と同僚だったニック・マルティネス投手(現パドレス)だ。千賀を攻略するための助言はたった一言だった。

「フォークは振るな」

“お化けフォーク”とも呼ばれ、千賀の代名詞でもある球種。記事は「マルティネスは日本で4シーズンを過ごし、センガのチームメートでもあったし対戦相手としても戦った。彼はお化けフォークが災いをもたらすと分かっていたが、米国の同僚らは手を出さずにはいられなかった」と伝えている。

 マルティネスは「仲間は振って、振って、振りまくった。私は『みんな、振るなと言っただろう。どうした?』という感じだったけど、みんなは『(忠告は)聞いてたけど、すぐそこにあると思ったら次の瞬間に消える。球が見えなかった』という感じだった」と記事内で証言している。

 日本は米国と決勝でも対戦し、千賀は1回無失点に抑えた。MLBで“お化けフォーク”がどれだけ通用するのか。同紙は「バッテリー組が来月キャンプインする際、メッツはセンガの“十八番”、お化けフォークを目にする。この球は目撃者によれば噂通りのお化けっぷりだ」と期待を寄せている。

(Full-Count編集部)

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