10敗ドラ1と先発転向の剛腕は“ウサギ年”に飛躍なるか…新庄ハムの主砲と抑え候補も
鷹リチャードは昨季ウエスタンの最多アーチ、ロッテは安田はキャリアハイ
○ロッテ:角中勝也(1987年5月25日)、安田尚憲(1999年4月15日)、和田康士朗(1999年1月14日)
安田は昨季、規定打席には届かなかったが打率.263、102安打、9本塁打47打点で、打率、安打、本塁打のキャリアハイを更新した。和田は2021年に盗塁王を獲得も昨季は11盗塁にとどまり、失敗も7つだった。角中も年男の1人。昨季は53試合で打率.256、33安打1本塁打11打点だった。今季はベテランとしてチームをけん引する姿が期待される。
○オリックス:野口智哉(1999年9月20日)、本田仁海(1999年7月27日)
野口はルーキーイヤーの昨季、54試合で1本塁打6打点、打率.226を記録した。日本シリーズでも安打を放った。本田仁海は昨季は42登板で2勝3敗2セーブ14ホールド、防御率3.50。救援転向1年目にブレークの兆しが見えた。
○ソフトバンク:カーター・スチュワート・ジュニア(1999年11月2日)、リチャード(1999年6月18日)、三森大貴(1999年2月21日)
昨季は怪我に泣かされた三森だが、プロ初アーチを放つなど、102試合で打率.257、9本塁打36打点20盗塁をマークした。スチュワート・ジュニアは昨季1軍登板はなく、ファームでは14登板で3勝5敗1セーブ、防御率3.19を記録した。リチャードはウエスタン・リーグの最多本塁打、最多打点をマークしたが、1軍では前年を下回る23試合で打率.159、10安打3本塁打5打点だった。
縁起のいい年男の彼らは、兎の上り坂のようにシーズンを過ごせるのか。他にも年男の選手はたくさんいる。是非今年の活躍に注目してもらいたい。
(「パ・リーグ インサイト」飯田彩花)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)