16歳の“No.1有望株”が7.2億円ゲット 鬼肩&バイリンガルの“サラブレッド”捕手

パドレスが16歳のイーサン・サラス捕手を契約金約7億2000万円で獲得した【写真:Getty Images】
パドレスが16歳のイーサン・サラス捕手を契約金約7億2000万円で獲得した【写真:Getty Images】

ベネズエラ出身の16歳イーサン・サラス捕手

 国際アマチュアFAとの契約が解禁された15日(日本時間16日)、パドレスはベネズエラ出身の16歳イーサン・サラス捕手を契約金560万ドル(約7億2000万円)で獲得した。米スポーツ局「ESPN」では、MLB公式サイトでも野球専門誌「ベースボール・アメリカ」でも国際FAランキング1位に格付けされている超有望株について紹介している。

 左打ちのサラスは、マーリンズ傘下でトッププロスペクトのひとりであるホセ・サラスの弟。そもそも野球一家で、父ホセアントニオはブレーブス傘下で、おじホセグレゴリオはブルージェイズ傘下で、祖父ホセグレゴリオはアストロズとロイヤルズ両チームの傘下でそれぞれプレーしたという。スカウティングレポートの情報では「打席ではパワーがあり、守備も堅い」と評されている。

 地元紙「サンディエゴ・ユニオン・トリビューン」によると、身長6フィート2インチ(約188センチ)、体重185ポンド(約84キロ)。捕手としての運動能力も高く、ブロッキングとキャッチングも秀でているという。さらに肩も強く、捕球から二塁への送球タイムはすでに1.9秒をマークしている。英語とスペイン語のバイリンガルだといい、投手とのコミュニケーションで強みになる。

 同紙は、560万ドルの契約金にも着目。過去パドレスに加入した国際FA選手の中では、2016年7月にアドリアン・モレホンが得た1100万ドル(約14億1000万円)と、ホルヘ・オーニャが手にした700万ドル(約9億円)に次ぐ3番目の金額だという。

 球団の国際スカウト担当クリス・ケンプ氏は「彼を獲得できて非常に興奮している。彼は周りの人間をレベルアップしてくれる」と期待。野球家系の“サラブレッド”ぶりに「レガシー一家だ。サラス一家のことはだれもが知っている」と明るい未来を想像していた。

(Full-Count編集部)

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