22歳の大砲コンビに覚醒の兆し 堅守巧打の“神様”も…今季期待“ブレーク寸前”選手

日本ハム・上川畑大悟(左)とロッテ・安田尚憲【写真:荒川祐史、小林靖】
日本ハム・上川畑大悟(左)とロッテ・安田尚憲【写真:荒川祐史、小林靖】

規定打席に未到達も好成績を残した7選手に注目

 レギュラー定着の証として扱われることも多い規定打席数。2022年のパ・リーグで、規定の443打席に到達した野手は21人だった。規定打席に未到達でも、レギュラー選手に匹敵する存在感を見せた選手もいる。今回は、300~442打席の範囲で好成績を残した7選手をピックアップした。

 内外野を問わず華麗な守備が魅力のソフトバンク・牧原大成内野手は、一塁以外の内野と外野の両方を守りつつ、120試合に出場。打撃でもアピールを続けた。5月には月間打率.453を記録。規定には2打席足りなかったが、自身初となる100安打に到達し、リーグ3位に相当する.301という高打率を残した。

 開幕1軍を逃したロッテの安田尚憲内野手は、苦しいシーズン序盤を送った。しかし、8月以降は打率.289をマークし、シーズンを通しても119試合440打席で.263を記録。6年目の今季はプロ入り後初となる2桁本塁打にも期待したいところだ。

 ロッテの山口航輝外野手と、日本ハムの万波中正外野手はともに2000年生まれの22歳。確実性に課題を残すが、昨季は揃って2桁本塁打を記録した。山口は1軍デビューを果たした2021年から着実に数字を伸ばしてきた。16本塁打はチーム1位、リーグ6位。57打点もチーム2位と、主軸として活躍した。

 前年の2倍となる100試合に出場した万波は、チーム2位の14本塁打を放った。一方、打率は.203にとどまり、シーズン終盤は2軍で過ごすことに。得点圏打率.288を記録した勝負強さも武器に打撃に磨きをかけ、新球場の幕開けとともに飛躍の1年にしたい。

ドラフト9位入団の日ハム内野手が存在感を見せる

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