「寒さにすぐ対応することは難しい」千賀滉大へ、通算157S右腕が指摘した“問題点”

メッツ・千賀滉大(左)とデビッド・ロバートソン【写真:ロイター、Getty Images】
メッツ・千賀滉大(左)とデビッド・ロバートソン【写真:ロイター、Getty Images】

デビッド・ロバートソンは田中将大や鈴木誠也とともにプレーした

 ソフトバンクから海外FA権を行使してメッツ入りした千賀滉大投手。米紙「ニューヨーク・タイムズ」が“お化けフォーク”を操る右腕を特集した。そんなかで懸念材料とされたのが、環境への適応だ。

 メッツに加入した通算157セーブのデビッド・ロバートソン投手は、2021年夏の五輪に米国代表として出場した。田中将大とはヤンキースで、鈴木誠也とはカブスでともにプレーしており、日本人選手をよく見ている。日本人選手がメジャーでプレーする問題の1つとして「いくつかのメジャー球団がある北部の街と比べて、日本の方が温暖。特に北部にある球団はシーズン序盤は寒い。NPBの多くのチームはドームでプレーする。寒さにすぐ対応することは難しい」と指摘した。

 またNPBと比べて移動も多く、大半のチームが日本式の6人ではなく、5人ローテーションを採用している。「フィールドでもより固いマウンドに適応し、日本人投手が慣れていない大き目のボールに対応しなければいけない。これらの要素や天候の問題がある」。それでも「多くのメッツファンは彼に猶予をあげた方がいいかもしれない。なぜなら、彼の最大の武器はボールの握り方に依存しているからだ」と述べ「彼が1、2試合投げれば、イニングや試合を切り抜けるために何をしなければいけないか自覚するだろう」と対応力に期待した。

「日本でプレーするということはマイナーリーグや大学でプレーすることと違う。NPBは日本版の大リーグだ。同じ野球で、レベルが違うが、私はそれが問題になるとは思わない」とロバートソン。日本のエースに向けられている期待は高い。

(Full-Count編集部)

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