オリで“大失態”後に覚醒… 苦節10年の元助っ人、米で叶えた究極の成り上がり人生

ナショナルズのジョーイ・メネセス【写真:Getty Images】
ナショナルズのジョーイ・メネセス【写真:Getty Images】

2019年にオリックスに加入したメネセスは、昨年30歳でメジャーデビュー

 元オリックスでナショナルズのジョーイ・メネセス内野手が、3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)メキシコ代表の正一塁手として期待されている。合計10年に及ぶマイナー生活を経て30歳にしてメジャーデビューした苦労人が、とてつもない成り上がりを見せている。

 ナショナルズの地元放送局「MASNスポーツ」のナショナルズ番マーク・ザッカーマン記者は「ナショナルズの開幕ロースターに入ると計画されているジョーイ・メネセスとエラスモ・ラミレスは、WBCで母国の代表チームの予備ロースターに選ばれている」と報じた。

 さらに「故障さえしなければ、今春彼らは代表チームで大きな役割を担うはずだ」として「メネセスはナショナルズでプレーした昨季終盤に、衝撃的なデビューとなった2か月を過ごし、母国でちょっとした有名人になった。おそらくメキシコの先発一塁手となり、打線の中盤のどこかを担うことになるだろう」と期待された。

 MLBネットワークが衝撃デビューを飾ったルーキーイヤーの活躍を伝えると、ファンからは「メネセスは本物」「WBCも来季もこのまま頑張ってくれ」との声が上がった。

 2019年に加入したオリックスでは、シーズン途中の6月にアンチ・ドーピング規程違反によって日本野球機構から1年間の出場停止処分を科された。契約解除となり米国に戻った過去もあるが、苦難の道を経て花開いた。

(Full-Count編集部)

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