WBCイタリア代表に受難 通算125発マンシーニも出場辞退、野茂氏“相棒”がスカウトも

カブスのトレイ・マンシーニ(写真はアストロズ所属時)【写真:ロイター】
カブスのトレイ・マンシーニ(写真はアストロズ所属時)【写真:ロイター】

マンシーニはカブスと2年契約を結んだばかり……

 3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に臨むイタリア代表に痛すぎるニュースだ。主砲として期待されていたトレイ・マンシーニ内野手(カブス)が出場を辞退すると米メディア「CHGOスポーツ」のカブス番ライアン・へレイラ記者が伝えた。

 30歳のマンシーニはオリオールズ時代の2019年に35本塁打をマーク。2020年開幕前に大腸癌の手術を受けたが、2021年に復帰。147試合出場で打率.255、21本塁打、71打点でカムバック賞を受賞した。昨季中にアストロズにトレード移籍してワールドシリーズ制覇を経験。通算125本塁打を誇る右のスラッガーはFAとなったオフにカブスと2年契約を結んでいた。

 野茂英雄氏とドジャース時代にバッテリーを組んでいたマイク・ピアザ監督自らが選手をスカウトしていた。マンシーニは主軸と期待されていた。へレイラ記者は「マンシーニは結局WBCでイタリア代表としてプレーしないと話した。スプリングトレーニング中ずっと(所属チームに)いることが、本人にとってもチームにとっても有益だと話した」と伝えた。

 中継ぎ右腕アダム・オッタビーノも一時はイタリア代表入りが伝えられていたが、米国代表で出場することが内定している。2013年大会の2次ラウンド進出が最高成績となっているが、主砲離脱の危機を乗り越えることができるか。

(Full-Count編集部)

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