“史上最悪の失敗作”と酷評の全米ドラ1 右腕の壮絶すぎる再起が感動呼ぶワケ

フィリーズのマーク・アぺル【写真:Getty Images】
フィリーズのマーク・アぺル【写真:Getty Images】

フィリーズのアペルはマイナー契約も招待選手でキャンプ参加

 フィリーズはマーク・アペル投手とマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加することを発表した。米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」は、「MLB史上最大の失敗作」とのレッテルまで貼られた右腕の軌跡を紹介した。

「フィリーズファンにとっては、アペルの名前には馴染みがあるだろう。以前、ドラフトで全体1位で指名された彼は、2017年シーズン後に野球から遠ざかり、メジャーに到達することはないかのように見えた」というように、苦難の道のりだった。2013年ドラフトで、クリス・ブライアント(全体2位)、アーロン・ジャッジ(全体32位)ら有望選手も多い中で、全体1位で最も注目を受けた。

 故障などで伸び悩み、2015年オフにフィリーズに放出され、シーズン後に事実上の戦力外であるDFAとなると、2018年は無期限休養を発表。それでも「2021年にフィリーズ(傘下のマイナー)で復活。当初は多少錆びついていたが、昨年チャンスを得た。アペルは3Aのリーハイバレーで優秀な成績を残して、6月に待望のメジャー昇格の知らせを受けた。これは2022年の球界でいい話の一つとなった」と再起を遂げた。

 31歳は「(メジャー昇格から)最初の10回1/3までは2点しか許さなかった。シンカーは平均95マイル、ゴロ率は驚異的な56.3%で、試合の中盤を任される1人となった。しかし、その後、肘の炎症でシーズン終了。オフシーズン中フィリーズにウェイバーにかけられた後、彼はFAとなった。その数か月後、彼は同じ球団に戻り、40人枠入りに向けて再度トライする」と評される。

 苦労人が歩む道に、ファンは「アペルが戻ってきたのは素晴らしいこと」「フィリーズの層が厚くなるいい契約」「アペルが大好き。スプリングトレーニングと2023年のシーズン(そうなるように願っている)に彼が戻って来てくれてうれしい」と感動している。

 アぺルも自身のツイッターに「戻ってくる」と力強く示した。さらに「2017年以来のメジャーリーグのスプリングトレーニングだと思うと、クレイジーだ あれからいろんなことが変わった…… もの凄く感謝している」と綴った。ファンも「おめでとう。あなたならできる」「応援してるよ」「本当に素敵な話だね」「ロースター入りすることを信じてるよ」とエールを送った。

(Full-Count編集部)

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