吉田正尚の“大きな穴”埋められる? オリ1軍キャンプに若手外野手ズラリ

オリックス・元謙太(左)と来田涼斗【写真:荒川祐史】
オリックス・元謙太(左)と来田涼斗【写真:荒川祐史】

吉田正尚の穴を埋めるべく、多くの若手外野手がA組スタート

 リーグ3連覇を目指すオリックスが、2月から行われる春季キャンプのメンバー振り分けを発表した。特に外野手は、吉田正尚のMLB移籍によってできた穴を埋めるべく、A組には昨年同様多くの若手が抜擢された。

 投手では、昨年ブレークした山崎颯一郎、宇田川優希らとともに、社会人から入団して2年目を迎える横山楓、小木田敦也や、昨季支配下登録となった東晃平が抜擢されている。横山は昨季ファームで25試合に登板して防御率2.36、WHIP1.20。小木田は1軍で16試合に登板して経験を積んでおり、日本一の原動力となった投手陣に、さらなる厚みをもたらすことができるか。

 内野手では園部佳太、大里昂生らがA組となったが、注目なのは2年目の野口智哉だ。昨季は54試合に出場し1本塁打を記録。日本シリーズでも安打を放っており、持ち味の打撃をアピールしたい。

 外野手では、福田周平や杉本裕太郎といった実績組がB組スタートとなり、26歳以下の若手7選手がA組に選ばれた。吉田正の穴は簡単には埋まらないだろうが、打力という面では来田涼斗、元謙太、池田陵真の3人に期待が集まる。

 3年目を迎える来田は、2021年に1軍で2本塁打を放っており、昨季は2軍でチームトップの7本塁打を記録。豪快なスイングが魅力で、ともに自主トレを行ってきた吉田正をほうふつとさせる。池田も小柄ながら、強烈なパンチ力が魅力。昨季は1軍でプロ初安打を含む3安打し、2軍では4本塁打を放った。2020年ドラフト2位の元も身体能力の高い外野手で、昨季は1軍で5試合に出場し、初安打を記録するなど経験を積んでいる。

 FAで森友哉を獲得したものの、吉田正の穴はそれ以上に大きい。3連覇を目指すシーズンは、頭角を現す若手に期待したい。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY