CY賞右腕が電撃NPB入り? 諦めない投手3冠男に全試合出場内野手…去就未定の大物は

去就がいまだ発表されていないトレバー・バウアー、山口俊、倉本寿彦(左から)【写真:Getty Images、荒川祐史、小林靖】
去就がいまだ発表されていないトレバー・バウアー、山口俊、倉本寿彦(左から)【写真:Getty Images、荒川祐史、小林靖】

キャンプイン直前、前レッドソックス澤村拓一は3年ぶりにロッテ復帰

 ロッテは28日、前レッドソックスの澤村拓一投手の獲得を発表した。3年ぶりのNPB復帰で背番号は「54」。本拠地のZOZOマリンスタジアムで記者会見し、「ファンの前で投げられることに興奮している」と語った。春季キャンプ開始まであと数日となったが、まだ去就が決まっていない大物選手はいる。

 まず注目されるのが元巨人の山口俊投手だ。2019年に最多勝、最多奪三振、最高勝率の3冠に輝いた右腕は、故障に苦しんだ昨季は1試合登板止まり。昨年10月に巨人から戦力外通告を受けた。8日に自身のインスタグラムを更新し、「まだまだ諦めずに頑張ります! もう1度奮い立たせます!」と現役続行へ意欲。子どもから「絶対あきらめるな」と刺繍されたお守りをプレゼントされたことも刺激となっているようだ。

 元DeNAの倉本寿彦内野手の去就も決着していない。2017年に正遊撃手として全143試合出場。その後は徐々に出場機会を減らし、昨季は44試合出場、打率.173、1本塁打、2打点に終わって戦力外通告を受けた。7日に32歳になったばかり。内野ならどこでも守れるユーティリティプレーヤーとして活躍を期待したいところだ。

 海外に視線を向ければ、超大物投手の去就が決まっていない。ドジャースから自由契約となったトレバー・バウアー投手だ。レッズ時代の2020年にナ・リーグサイ・ヤング賞を受賞し、同年オフに3年1億200万ドル(約132億5000万円)でドジャース入り。しかし、移籍1年目の2021年に女性への性的暴行を理由に処分を受け、メジャーでの実戦登板は2021年6月28日のジャイアンツ戦が最後となっている。代理人のレイチェル・ルーバさんは「彼の夢は日米のサイ・ヤング賞。いつか日本球界でプレーしたいと思っている」と話していたが、新天地としてNPBを求めることはあるのか。

 米球界では通算223勝のザック・グリンキー投手、同101勝のダラス・カイケル投手らサイ・ヤング賞受賞歴のある大物投手、元DeNAのユリ・グリエル内野手、元ソフトバンクのマット・ムーア投手らNPBでプレーした経験のある選手の去就が決着していない。

(Full-Count編集部)

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