トレードを聞いた「次の瞬間、家の解約の電話」 妻が明かした胸中「ついに来たか」

中日・砂田毅樹の妻・葵さん【写真:編集部】
中日・砂田毅樹の妻・葵さん【写真:編集部】

引っ越しまで約1か月、家探しや手続きは「超ハードでした」

 翌日の午前10時半頃、砂田から「中日だった」と連絡を受けると「次の瞬間には、家の解約の電話をしていました」。解約まで1~2か月を要するのが一般的なため、すぐに申し入れる必要があったからだ。さらに名古屋の家探し、さまざまな手続きに追われる毎日。「1か月ちょっとで引っ越しをしたので超ハードでしたね。大野雄大さんが(砂田にインスタグラムの)DMで『住むならここら辺がいいよ』と情報を下さったらしくて、そういう話を参考に探したりしました」と感謝した。

 継続して活躍できるのは一握りの世界。2019年に結婚し、2020年は17試合登板、2021年は58試合登板と復活の兆しを見せたが、2022年は15試合登板に終わった。自宅にいても、砂田がマウンドに上がればテレビのあるリビングを離れて家の用事をこなす。「そこまで精神を安定させられなくて……。リアルタイムで見てダメだったよりも、知らなくて後からダメだったんだっていう方がまだ気持ちが楽なんです」と知られざる思いも語る。

 それでも砂田をサポートする葵さんは明るい。「会社員でも転勤はあるし、野球選手だけが特別なわけではない。それに対するサポートはありますが、もしまた転居が必要になったらそれも宿命なのかなって思うだけです。まあでもこのタイミングでトレードしていただいたので、しっかりやってほしいです(笑)」。

 育成ドラフトから支配下をつかみ、2018年には70試合登板を果たした左腕も正念場のときを迎えている。ともに戦う家族の思いも胸に、新天地で復活を目指す。

【写真】美男美女! 自主トレ先でキッチンに立つ妻と見守る砂田の2ショット

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