心にしみた日本の全て「人も環境も食べ物もいい」…オスナがMLBよりNPBを選んだ理由

入団会見に臨んだソフトバンクのロベルト・オスナ【写真:藤浦一都】
入団会見に臨んだソフトバンクのロベルト・オスナ【写真:藤浦一都】

移籍のオスナはすでに「一蘭」へ「替え玉もダブルで」

 ソフトバンクは30日、ロッテから移籍したロベルト・オスナ投手の入団会見をPayPayドームで行った。複数球団の争奪戦から、ソフトバンク入りを選んだ理由には「実際、メジャーリーグの契約(の話)もあったんですけど。本当に日本が好きで。みんなすごく親切で、きれいな街で、すごくおいしいご飯があって。日本に決めました」と“日本愛”を強調した。

 オスナはアストロズ時代の2019年、38セーブを挙げア・リーグの最多セーブに輝いた。昨季途中にロッテに加入すると29試合に登板して10セーブ、防御率0.91の好成績。オフに自由契約となり、ホークスでのプレーを選んだ。過去にもホークスと接触した経験があったようで、その時から福岡でプレーする可能性は頭の片隅にずっとあった。

「(ホークス入団の理由は)まず最初に日本が大好き。人も環境も、食べ物もいい。千葉ロッテにくる前も、ホークスに来る機会があったかもしれなかった。その時はメキシコでプレーしていて来られなかったですけど、そこから去年までのホークスの活躍というか、チームを見ていて『ここでやってみたい』というのがあって決めました」

 ロッテ時代からラーメンが大好物。福岡に来てすぐに有名店の「一蘭」も味わったといい「とんこつがもう最高です」とはにかむ。一蘭といえば店員との接触も最小限で、カウンター席が店内に並ぶスタイル。188センチ、104キロの巨体を「いつも(背中、肩を縮めながら)こうやって食べるんだ。替え玉もダブルで食べた」と、ジェスチャー付きで明かしてくれた。

 日本に残る理由、福岡を選んだ理由がたくさんあった。あとは福岡を日本一にするだけ。「優勝に貢献したい強い気持ちで入団させていただきました」と、力強く誓った

(竹村岳 / Gaku Takemura)

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