大谷翔平は金満メッツに縁がない? 米記者が予測…獲得できない“2つの理由”

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

今季終了後にFA…大金だけで大谷翔平は獲れない?

 今季終了後にフリーエージェントとなるエンゼルス・大谷翔平投手の動向は注目の的だ。有力な獲得候補と見られているのが、今オフも“金満補強”を続けるメッツ。地元紙「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者は「野球だけでなく、スポーツ界において史上最高額のオファーを受ける」と予想した。一方で、メッツが獲得できない理由も挙げている。

 同紙は「ショウヘイ・オオタニの入札に、オーナーのスティーブ・コーエンは夢中になると予想」という記事を掲載した。この中でヘイマン記者は「メッツはオオタニを、スポーツ史上最高額を手にする選手にするだろう」と予測している。大富豪として知られるコーエン氏は2025年までにワールドシリーズ優勝を果たすことを公約にしているからだ。「彼(コーエン氏)は、他のオーナーに2倍ほどの差をつけて、MLBオーナーの中で最大の財力を誇っている。そして、多くの専門家は(オオタニの年俸は)5億ドル(約651億3600万円)を超えると予想している」と述べている。

 さらに、コーエン氏に連絡を取ると「来年のことは考えていない。今シーズンに集中している」と返信があったという。持っている財力と勝利への強い願望を考えると「(メッツが)“オオタニダービー”に勝つことが有力視されている」と伝えている。

 一方でヘイマン記者は「FA移籍は予測できるものではない」とも。そう論じる理由がいくつかあるとしている。1つ目は2017年オフに大谷がエンゼルス入りした際に「最終候補の7チーム中5チームが西海岸で、東海岸のチームはなかった」から。加えて「ドジャース、ジャイアンツ、パドレスが再度、現在の所属球団のエンゼルスと共に“オオタニダービー”に加わるだろう」と見ており「最大の脅威は、ドジャースだ」としている。

 2つ目の理由として「(大谷は)金銭にあまり執着していないように見える」ことを挙げた。「彼はここまで、数千万ドルと不十分な給与だったが、不満を全くもらしたことはない」と伝えている。メッツが大谷に超大型オファーを提示する可能性は高いが、果たして大谷の希望はどこにあるのか…。FAになれば注目の的となることだけは、間違いなさそうだ。

(Full-Count編集部)

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