球春到来…2023年のプロ野球はここが変わる キャンプインが“揃わない”理由とは?

2月1日からプロ野球キャンプがスタート
2月1日からプロ野球キャンプがスタート

3月にWBC、開幕戦は昨年比で5日遅れ…初日は1カードだけ

 2月1日にプロ野球の各球団はキャンプインし、シーズンへの準備をスタートさせる。ただ、西武だけは今季、キャンプインを異例の6日まで遅らせた。例年より開幕が遅い日程に合わせたものだという。今季のプロ野球はどこが例年と違うのか。

 最大の変数は、開幕前の3月にワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が行われることだ。1次ラウンドは台湾で行われるプールAが3月8日、東京ドームでのプールBが3月9日、米国でのプールCが3月11日(日本時間12日)にスタートする。決勝は米フロリダ州で3月21日(同22日)の予定だ。

 この日程に対応するため、プロ野球は昨年の3月25日から5日遅らせた30日に開幕する。ただこの日に開幕戦を戦うのは、新たな本拠地「エスコンフィールド北海道」を使用する日本ハム-楽天だけ。他の5カード、10チームは翌31日に開幕戦を戦う。

 新球場も球界に新しい風を吹かせるだろう。広くてフェンスの高かった札幌ドームからの移転で、日本ハムの野球に変化が起きるのは必至。パ・リーグの他球団も対応を求められるだろう。スタンドに目を向けても、球場内にサウナやブルワリーが設けられるなど、ファンを楽しませる様々な仕組みは、今後の球界を変える可能性がある。

 またルールにも変更がある。エンゼルスの大谷翔平投手のため、先発投手を降板後も指名打者として打線に残せる通称「大谷ルール」が今季から日本プロ野球でも適用される。最初にこのルールを使うことになるのは誰なのか。現在の日本球界では打力に期待できる投手がそれほどいるわけではないが、注目を集めそうだ。

(Full-Count編集部)

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