ロッテは張本氏、楽天は野村監督ナンバーが“復活” ルーキーが背負う背番号の歴史

楽天のドラフト1位・荘司は野村克也氏が背負った「19」

 楽天のドラフト1位ルーキー荘司康誠投手(立大)の「19」は、数々の記録を打ち立て、プロ野球界に多大な功績を残した野村克也氏が監督時代に背負った番号でもある。退任以降しばらく空番となっていたが、2016年のドラフト1位・藤平尚真投手が使用していた。

 ロッテのドラ1・菊地吏玖投手(専大)は「28」を背負う。育成投手コーチ兼2軍投手コーチの松永昂大氏が2021年まで使用した番号だ。同2位・友杉篤輝内野手(天理大)の「10」は、1シーズンに3本の満塁弾を放つなど勝負強い打撃で知られた大松尚逸氏、NPB歴代最多3085安打の張本勲氏と実績者がそろう。

 日本ハムの1位・矢澤宏太投手(日体大)は、昨季首位打者を獲得した松本剛外野手の「12」を継承する。2位・金村尚真投手(富士大)の「24」は、昨季まで野村佑希内野手が着用していた。投手では、4球団を渡り歩き、先発と中継ぎの両方で結果を残した下柳剛氏がいる。

 3位・加藤豪将内野手の「3」は、田中賢介氏が思い出される。NPB通算1499安打、2007年には当時のリーグ記録となるシーズン58犠打を決めるなど、長期にわたって多方面からチームを支えた。

 近年になって使われるようになった番号から、長く使用され続けたものまで……。歴史を受け継ぐことになる新人選手には、自らがその背番号の代表的な選手となれるような活躍を期待したい。

(「パ・リーグ インサイト」吉村穂乃果)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

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