未完の大砲が二刀流挑戦も「成功ほとんどない」 196センチから最速154キロ、28歳の挑戦

ジャイアンツのロナルド・グズマン(写真はレンジャーズ所属時)【写真:Getty Images】
ジャイアンツのロナルド・グズマン(写真はレンジャーズ所属時)【写真:Getty Images】

左腕から96マイルを繰り出す「二刀流」挑戦28歳

 ヤンキースからFAとなり、ジャイアンツとマイナー契約を結んだロナルド・グズマン内野手が、二刀流選手としてメジャーキャンプに参加することになった。球団は招待選手リストに投手兼一塁手の「ツーウェイプレーヤー(二刀流選手)」として登録した。

 28歳のグズマンは1年目の2018年に16本塁打をマークした未完の大砲。これまで主に一塁を守ったが、メジャー6年目の今季は投手としても挑戦する。ドミニカ共和国の野球アカデミー「ドミニカン・ベースボール・ソリューションズ」によると、身長196センチの長身左腕から繰り出される直球は96マイル(約154キロ)を計測。スライダーやチェンジアップなどの変化球も投じることができる器用さを兼ね備えているという。

 米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」もグズマンの二刀流挑戦に注目。「近年二刀流に挑戦する選手はあらわれているが、ショウヘイ・オオタニ以外は成功がほとんどない」とエンゼルス・大谷翔平投手を例に挙げて“兼業”の難しさを表現。グズマンは昨季ヤンキースで3試合の出場に止まり、6打席で無安打だった。新たな挑戦で活路を見出せるか、注目が集まる。

(Full-Count編集部)

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