WBCに集まる懐かしの顔…世界に散る“元助っ人” 引退決意の大砲は有終の美なるか

監督もベンチコーチも元助っ人が務めるオランダ代表

 さらに、監督やコーチにも多くのパ・リーグOBが名を連ねている。台湾代表の投手コーチは、西武とオリックスの2球団で計14年間プレーし、2020年まで西武の2軍投手コーチも務めた許銘傑氏だ。

 オランダ代表は、1994年にロッテでプレーしたヘンスリー・ミューレン氏が監督として3大会連続で指揮を振るう。また、2013年から2年間に楽天でプレーし、球団初のリーグ優勝と日本一に貢献したアンドリュー・ジョーンズ氏も、前回大会に引き続きベンチコーチとしてサポートする。

 またプールCのコロンビア代表監督として、2005年から2年間ソフトバンクでプレーしたホルベルト・カブレラ氏が就任。マイアミで行われるプールDでは、前回本大会初出場ながら躍進したイスラエル代表に、2014年に楽天に在籍したケビン・ユーキリス氏が打撃コーチとして加わっている。

 このように、現在パ・リーグでプレー中の選手、もしくはプレー経験のあるOBが多く参加している大会となっていることが見てとれるだろう。6年ぶりに行われる野球世界一を賭けた大会で、パ・リーグを経験し国を背負って戦う“元助っ人”に注目してみてはいかがだろうか。

(「パ・リーグインサイト」和田信)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

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