鷹ドラ1の大変身に「びっくり」 直球だけで打者制圧…小久保2軍監督「見たことない」

ソフトバンク・風間球打【写真:竹村岳】
ソフトバンク・風間球打【写真:竹村岳】

2年目右腕の風間がフリー打撃に登板 38球で最速は149キロ

 ドラフト1位でソフトバンクに入団し2年目を迎える風間球打投手が8日、B組のフリー打撃に登板した。全て真っすぐの38球を投げ、前に飛ばされたのはわずか2球。見守った小久保裕紀2軍監督も「風間すごかったね! びっくりした」と大興奮の“快投”だった。

 風間は「空振りも取れて、状態も良くなっているんですけど、まだまだコントロールだったり、課題があるので。悪いところはこれから修正したいです」と振り返った。最速は149キロだった。

 小久保2軍監督は、まず投げっぷりの良さを評価し「球持ちがいいのかな。ホークスの得意分野で、どのくらいのリリースだとか、回転数がとか言ってくるやろうけど。野球人用語で言うと球持ちがいいのかなと。出どころが見にくいし。真っ直ぐと分かっていても、前に飛んだのが2球ってなかなかないもん」と具体的な印象を語った。

 春季キャンプはまだ打者が速球に慣れていないため、投手有利と言われる時期だが「それを差し引いてもあまり見たことない」とうなるほどだった。全て直球で制球にばらつきはあったものの、完全に打者を圧倒していた。今後については、継続してB組で調整していく予定だ。

 風間はノースアジア大明桜高(秋田)から2021年のドラフト1位でホークスに入団した。1年目の昨季はウエスタン・リーグでも登板はなかったが、秋の「みやざきフェニックス・リーグ」にも参加。当時を小久保2軍監督も「(その時から)この子、えらい真っ直ぐで空振り取るなと思っていた」という。

(竹村岳 / Gaku Takemura)

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