WBC大量12人選出は“不公平” 超金満メッツ…指揮官の危惧「プレー機会ないと最悪」

WBCの理念は支持するが「プレー機会ないのは最悪」

 指揮官は「WBCは野球を世界で強化するいいイベントだと聞いているし、支持するが、メッツにとっては何が一番いいのかという自己中心的な見方をしてしまう」と正直な胸の内を口にする。「WBCに行くのにプレー機会がないのは最悪だから」とし、代表チームの監督にはそう伝えているという。

 一方で、レギュラー級がチームを離れる期間に、若手の成長を期待したいという思いもある。期待株には「グレーと白(ビジターとホーム)の両方のユニホームを持ってくるように」と伝えており、「ルーキーたちはたくさんプレーすることになるからね。彼らをよく見ることができる」と期待した。

 また、メッツがMLBチームの中で最も多くの選手をWBCに送り込むかについても注目しているといい「30チームから、それぞれ何人抜けるか見るのは興味深い。オープン戦で一定の競技レベルを保つためには、どこかのチームだけが有利にならないように、(抜ける選手の数に)制限を設けているかもしれない」と話している。

 記事では、ショーウォルター監督にとっては、選手の健康が最大の懸念だと伝えている。「私が、(1995年に)オールスターゲームで監督を務めたときのようなものだ。もちろん、試合に勝ちたいし、全員を試合に出させたい。だけど、私の重要な仕事は、みんなを健康に(所属チームに)戻すことだった」。世界一を目指す戦いの裏で、いかに正常にシーズンを送るかというもう一つの戦いがあるようだ。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY