WBC出場20チームのメンバー出揃う 各国にMLB選手ずらり…最高峰の大会実現

エンゼルスのマイク・トラウト、侍ジャパンの大谷翔平、中日のライデル・マルティネス、元ソフトバンク・真砂勇介(左から)【写真:荒川祐史、Getty Images、藤浦一都】
エンゼルスのマイク・トラウト、侍ジャパンの大谷翔平、中日のライデル・マルティネス、元ソフトバンク・真砂勇介(左から)【写真:荒川祐史、Getty Images、藤浦一都】

米国は銀河系軍団を形成、中国には元ソフトバンク真砂がメンバー入り

 3月に開催される「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」に出場する20の国と地域の最終ロースター30人が9日(日本時間10日)、米専門局「MLBネットワーク」で発表された。各チームに現役のメジャーリーガーらトップ選手が参戦。最高峰の大会が実現する。

 連覇した2009年以来3大会ぶりの悲願を目指す日本代表・侍ジャパンは、大谷翔平(エンゼルス)やダルビッシュ有(パドレス)、鈴木誠也(カブス)、吉田正尚(レッドソックス)、ラーズ・ヌートバー(カージナルス)と5人のメジャーリーガーがメンバー入り。史上最年少で3冠王に輝いた村上宗隆(ヤクルト)や2年連続で投手4冠の山本由伸(オリックス)らNPB組も豪華で、“史上最強”の呼び声が高い。

 前回王者の米国は、超一線級の選手が顔を揃える銀河系軍団に。野手ではマイク・トラウト(エンゼルス)やムーキー・ベッツ(ドジャース)、ポール・ゴールドシュミット(カージナルス)とMVP経験者を始め超重量打線を形成。投手陣でも、サイ・ヤング賞3度を誇るクレイトン・カーショー(ドジャース)らに加え、元巨人のマイルズ・マイコラス(カージナルス)も入った。

 日本と1次ラウンドで同組の宿敵・韓国では、キム・ハソン(パドレス)と、母親が韓国生まれのトミー・エドマン(カージナルス)の2人が現役メジャーリーガー。主砲として期待されたチェ・ジマンは、所属するパイレーツの反対によってメンバーから外れた。同じく同組の中国には、昨季限りでソフトバンクを戦力外となった真砂勇介(日立製作所)が入った。

 台湾では、王柏融(日本ハム)と宋家豪(楽天)、呉念庭内野手(西武)と3人のNPB戦士がメンバー入り。キューバでもライデル・マルディネス(中日)やリバン・モイネロ(ソフトバンク)ら日本プロ野球でプレーする面々が選ばれた。

 第5回を迎える大会は、日本時間3月8日に台湾でのキューバ-オランダ戦で開幕。まず5チームずつプールA~Dに分かれて1次ラウンドを行う。韓国、豪州、中国、チェコと同組の侍ジャパンは、同9日に東京ドームで中国との初戦を迎える。決勝は22日(現地21日)に米フロリダ州・マイアミのローンデポ・パークで行われる。

(Full-Count編集部)

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