大谷翔平の攻略法が「浮かばない」 トラウトが苦笑、米国代表に「どう伝えていいか…」

侍ジャパンの大谷翔平とエンゼルスのマイク・トラウト【写真:荒川祐史、Getty Images】
侍ジャパンの大谷翔平とエンゼルスのマイク・トラウト【写真:荒川祐史、Getty Images】

難敵・大谷翔平と「対戦したいなんていう選手に出会ったことがない」

 3月に開催される「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」に出場する20の国と地域の最終ロースター30人が9日(日本時間10日)、米専門局「MLBネットワーク」で発表された。米国代表の主将を務めるマイク・トラウト外野手(エンゼルス)が、同局の放送中に出演。同僚の大谷翔平投手の攻略法について、チームメートにどう伝えるか問われると「実は……彼らになんと伝えていいかさえ分からない」と苦笑いを浮かべた。

 世界一となった2017年の前回大会は代表入りしなかっただけに「(初めてのWBC出場)とても大きな意味があること。4年前は出られなくて、他の選手たちが戦うのを見るだけだった。4年間待った。とても楽しみだ」とワクワクが抑えきらない様子。大会に向けた調整は「今年は(打撃)ケージで少し早めに強度をあげた」と語った。

 いつもは最強のチームメートである二刀流と、敵として戦うかもしれない貴重な機会。有効な攻略法を米国代表のメンバーに伝えることは難しいようで「だって……彼のピッチングをセンターから見ていて、彼は……MLBで最高の球を持っていると思う。あの男と対戦したいなんていう選手に出会ったことがない。打席では……(苦笑)。彼は弱点がほとんどない。彼の弱点など浮かばない」とお手上げ状態のようだ。

 対戦が実現するなら準決勝以降。「彼とは昨シーズンずっとこの話(WBCの話)をしていた。彼は出ると僕は思っていたからね。分かるだろう? 彼とはいい友人関係だし、いいチームメートだが、ひとたびマウンドに立てば競い合うことになる。最高に楽しい体験になるよ」とニコリ。負けるつもりはさらさらないようで「手ごわいチームが多いが、米代表はその中でも引けを取らない」と胸を張った。

(Full-Count編集部)

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