ダルビッシュ、6年142億円契約は「ドッキリだと」 42歳まで保証も「ダメなら潔く引く」

会見に臨んだパドレス・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】
会見に臨んだパドレス・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】

異例の長期契約に万感の思い、球団にも感謝「1日1日が最後だという気持ちで」

 パドレスと新たに6年1億800万ドル(約142億円)で契約延長したダルビッシュ有投手が10日(日本時間11日)、本拠地ペトコパークで会見に臨み、異例の大型契約に「最高の球団であるパドレスとこのような契約をこの歳で結べたことを本当に光栄に思います」と万感の思いを語った。

 エース右腕の胸を打ったのは、球団側の心意気だった。球団オーナーやAJ・プレラーGM、愛妻の聖子さんらと膝をつきあわせて話す機会を設けてもらったといい「そこでかけていただいた言葉とかが自分たちの中ではすごく大きかったので。この6年とかそういうところにも表れていると思うんですけど。すごく信頼を感じたので、ここまで野球をやってきてよかったなと思います」と言葉を噛み締めた。

 2028年、42歳シーズンまでプレーが保証される。「どのくらいの間、今のパフォーマンスを続けられると思うか?」との問いに対し「正直分からないです」と素直な思いも。ただ、無闇に先を見るのではなく「ダメになったら潔く引こうとは思っているので。ただ去年やってきたようなことを、1日1日が最後だという気持ちでこれからもやっていきたいと思います」と見据えた。

「お金がどうとかいうよりは、子どもたちの教育環境であったりとか、家族の居住の環境というのは何より一番の優先事項なので」と、サンディエゴの地で暮らし続けられることにも感謝。改めてパドレスに対し、「もうそろそろ終わりかなと思っていたら、こんなにすごく長いこと、この球団にいさせていただけるということで、この環境とかを見てても今だに信じられない部分がすごくある。まだこれがみんなでドッキリを仕掛けてるってちょっと思っている(笑)」と冗談交じりに喜びを表現した。

(Full-Count編集部)

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