侍ジャパンは「米国より結束力がある」 前大会王者も戦々恐々「えげつない」

侍ジャパンに選出された佐々木朗希、大谷翔平、村上宗隆(左から)【写真:荒川祐史】
侍ジャパンに選出された佐々木朗希、大谷翔平、村上宗隆(左から)【写真:荒川祐史】

メンバー見た記者「チームとして戦ったほうがいい結果を残す」

 3月に実施される「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」で3大会ぶり3度目の優勝を狙う野球日本代表「侍ジャパン」。パドレスのダルビッシュ有投手、エンゼルスの大谷翔平投手らも名を連ね、史上最強の呼び声も高いが、前回2017年の第4回大会を制した米国のメディアは今回の日本をどう見ているのか。MLBとNPBのトップ選手が顔を揃えたメンバー構成に「えげつない」「米国代表より結束力があるように見える」などと警戒を強めている。

 米野球専門雑誌「ベースボール・アメリカ」のJJ・クーパー氏は自身のツイッターに日本評を投稿。「常に注目され、素晴らしい才能を持ったチームだ」とした上で「彼らは(個々より)チームとして戦った方が良い結果を残すことが多い。米国代表チームより、結束力があるように見える」と綴った。

 また、フロリダの放送局「WCJB TV20」のイーサン・バドースキー氏も自身のツイッターで「日本代表を過小評価することはできない。彼らはいつも相手を苦しめる」と絶賛。さらに「とてつもなく基本に忠実な野球をする。どのチームにとってもタフな存在だ。オオタニもいるので、優勝候補筆頭の1つであることは間違いない」と記している。

 MLB公式は、同サイトのデータ解析システム「スタットキャスト」を担当するデビッド・アドラー記者による日本代表の記事を掲載した。大谷、ダルビッシュらMLB組とオリックス・山本由伸、ロッテ・佐々木朗希、ヤクルト・村上宗隆らNPB組による「スーパースターの共演はえげつない」と伝えている。

 アドラー氏はさらに日本代表の注目選手を紹介した。村上を「WBCで注目すべきスーパースター。日本で一番の打者」と評し、巨人・岡本和真や西武・山川穂高の長打力に言及。ソフトバンク・周東佑京と阪神・中野拓夢の脚力や西武・源田壮亮の守備力、ヤクルト・山田哲人の前回大会での活躍にも触れている。

 投手に関しても、MLBを代表する右腕のダルビッシュは「若き日本人エースたちと参戦する」と紹介。山本を「日本で一番」と評し、佐々木を「最も衝撃的な投手」と称賛した他、DeNA今永昇太にも言及している。そして「ここには、オオタニを含めていない。彼はもちろん二刀流選手としてロースターに登録されている」としている。大谷やダルビッシュ以外にも多数いる注目選手。米メディアも脅威に感じているようだ。

(Full-Count編集部)

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