たった数時間のために1億円…金満メッツがまた散財 CM枠購入で「財政力を見せつける」

メッツのオーナーを務めるスティーブ・コーエン氏【写真:Getty Images】
メッツのオーナーを務めるスティーブ・コーエン氏【写真:Getty Images】

「スーパーボウル2023」の地域限定、30秒のCM枠を購入

 千賀滉大投手が入団したメッツは、100万ドル(約1億3000万円)で「スーパーボウル2023」のCM枠を購入した。大型補強を敢行し続ける“金満球団”の行動に、地元紙「ニューヨーク・ポスト」は「再び財政力を見せつける」と伝えた。

 メッツは、ワールド・ベースボール・クラシックに参加する投手と捕手がキャンプインする前日の12日(日本時間13日)に行われるスーパーボウルの、キックオフ前と試合前半に流れる30秒のCM枠を買った。これは地域限定の枠で、ニューヨークと、隣接するコネチカット、ニュージャージーの3つの州をまたがるエリアの人口の1/3に届くとされる。

 記事によればメッツはこのCM枠のためにおよそ100万ドルを支払った。試合後には他のエリアでも放送されることになっており、その権料も合わせると150万ドル(約1億9000万円)ほどになるという。

 スティーブ・コーエン氏は今オフにバーランダー、千賀、再契約組のブランドン・ニモとエドウィン・ディアスらのFA契約に5億ドル(約657億1000万円)近くを費やし、2023年のぜいたく税は3億7000万ドル(約486億2000万円)近くになった。メッツの給与総額はMLB史上断トツになる見込みだ。CMにはこれらのスター選手たちや、チームマスコットのMr.メットらが出演している。「NYタイムズ」によれば、千賀は日本からリモートで参加した。

 今オフのメッツの“大型補強”は、すでにチケット売り上げアップにつながっているという。身体検査に問題があり結果的には破談になったが、コレアと12年3億1500万ドル(約413億9000万円)の契約に合意した日は、バラ売りのチケットが100万ドル相当売れた。

 とにかく今オフも多くの支出が話題となったメッツ。シーズンの戦いにも注目が集まる。

(Full-Count編集部)

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