異国料理でスポーツ観戦 吉田正尚の滲み出る人間性、指揮官絶賛「とても好感持てる」

キャンプ地で調整を行っているレッドソックス・吉田正尚【写真:編集部】
キャンプ地で調整を行っているレッドソックス・吉田正尚【写真:編集部】

コーラ監督「レフトを多く守ることになるだろう」

 レッドソックスのアレックス・コーラ監督が15日(日本時間16日)、米フロリダ州フォートマイヤーズで会見し、今季から移籍した吉田正尚外野手の起用法について「レフトを多く守ることになるだろう」との見通しを語った。

 吉田の左翼守備については、米野球専門誌「ベースボール・アメリカ」が12月上旬に肩の弱さを指摘しながら「平均以下」と評価するスカウティング・レポートを発表した。これに対し、コーラ監督は「我々には独自のレポートがある。それに見ている限り、彼はアスリートだ。動けるし、グラブさばきもいい。特に日本はとても基本に忠実にプレーする。だから彼は大丈夫だ」と、低評価を一蹴した。

 20日の野手組キャンプインを前にキャンプ地で調整を行っている吉田はハドソン守備コーチと外野の守備練習にも励んでいる。コーラ監督は「彼は守れるし、肩もいい。(ヘルナンデスが)キャッチボールをした際、『球に伸びがある』と話していた。だから心配していない」と評価した。

 2月上旬からキャンプ地で調整を続けている吉田は、練習中にチームメートやコーチらと談笑する場面も多く見られ、早くもチームに溶け込んでいるようだ。コーラ監督は吉田や他の選手らと一緒に自身の出身地であるプエルトリコの料理を食べながらスポーツ観戦したエピソードを披露。「彼は(私の)家に来てプエルトリコ料理をたらふく食べていた。とても好感の持てる男だ。通訳を介しながらだけど積極的にコミュニケーションを取っていた」と、人柄に惚れ込んでいる様子だった。

(Full-Count編集部)

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