“弱小球団”の102億円オファー蹴って移籍を要求 主砲の本音「求めるのは公平な契約」

パイレーツのブライアン・レイノルズ【写真:Getty Images】
パイレーツのブライアン・レイノルズ【写真:Getty Images】

ブライアン・レイノルズ「1番はパイレーツと契約を延長すること」

 パイレーツで昨季27本塁打を放ったブライアン・レイノルズ外野手はこのオフ、トレードを要求したとされていたが、キャンプ初日に胸中を吐露。要求したのは、契約交渉でかなりの隔たりがあったからと語った。球団からの提示は5年7600万ドル(約102億円)だったが、これを拒否。「僕が求めるのは双方にとって公平な契約」と述べている。

 地元紙「トリビューン・レビュー」によると、レイノルズは「1番はパイレーツと契約を延長することで、ここ数年間はかなりオープンな姿勢だったと思う」と主張。「僕が求めるのは双方にとって公平な契約。選手がクレイジーな要求をしたり、チームがクレイジーなことを要求する契約ではなくてね。それが僕にとって常に一番大事にしていること」と述べた。レイノルズは昨季145試合に出場し、打率.262、142安打、27本塁打はいずれもチームトップ。「ニューヨーク・ポスト」紙のジョン・ヘイマン記者によると、レイノルズはパイレーツから5年7600万ドルのオファーを提示されるも拒否したという。

 キャンプイン前にレイノルズと話をしたというデレク・シェルトン監督は「私の期待は前と変わらない。試合に出場して、彼が本当に素晴らしい選手になることだ。ビジネス的側面も野球には存在する。それは理解しないといけない」と述べている。

「トリビューン・レビュー」によると、レイノルズが発言した翌日、ベン・チェリントンGMが“反応”。契約延長について「引き続きチャンスはある」とし、こう続けた。「話し合いの機会をより多く持てればと思っている。ブライアンをリスペクトしている。彼は素晴らしい状態に思える。素晴らしいオフシーズンを過ごしたのだろう。本当に力強いシーズンを送るための準備はできていると思う。オフに言ったように、我々が集中しているのはよりよいチームになること。彼はそのための重要な戦力だ」。雨降って地固まるか。はたまた放出へ舵を切るのか。今後の展開が注目される。

(Full-Count編集部)

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