大谷翔平の通訳と交わした約束　WBCイタリア代表の思い「だから日本に行かないと」

WBCイタリア代表のエ軍フレッチャーが水原通訳と結んだ約束「イッペイが僕を」

　WBCイタリア代表入りしているエンゼルスのデビッド・フレッチャー内野手が18日（日本時間19日）、本大会への意気込みを語った。イタリア代表は1次ラウンドでプールAに入っており、侍ジャパンとは3月16日の準々決勝（東京ドーム）で対戦する可能性がある。どうやら大谷翔平投手の通訳を務める水原一平通訳とは約束があるようで……。

　イタリア代表は台湾での1次ラウンドでチャイニーズタイペイ、オランダ、キューバ、パナマと対戦する。決して楽なグループではないが、水原通訳から“ニンジン”をぶら下げられているという。

「日本には行ったことはないんだ。願わくば勝ち上がって日本に行けるといいね。イッペイが僕を素敵な寿司屋さんに連れて行ってくれると言ったからね。だから日本に行かないといけないんだ」。燃えるような視線で語った。

　今オフに母が育ったイタリアを初訪問。「初めて行ったんだけど、楽しかったよ。国の至る所を見る機会があった。僕にとってはクールな経験だったよ。イタリア語を話しながら育ったんだよ。今はそうだなぁ、70％くらいかな」と笑顔を見せた。弟のドミニク・フレッチャー外野手もイタリア代表入りしている。「僕よりもパワーがあって、肩も僕よりいいよ。グッドプレーヤーだよ」と期待した。

　イタリア代表に合流するのは「3月1日だったと思う」。準々決勝で対戦する可能性がある仲の良い大谷については「ショウヘイは簡単に打てるさ。ツーシームはなかなかいいよ」と、あえて“挑発”した。大谷vsトラウトに注目が集まっているが、フレッチャーとの直接対決も見てみたいものだ。

（小谷真弥 / Masaya Kotani）