大谷翔平、WBCの“ホントの目標”は？　インスタ投稿急増＆オシャレに秘められた思い

大谷はエ軍キャンプで調整中「WBC優勝だけ目指して頑張りたい」

　野球日本代表「侍ジャパン」に選出されている大谷翔平投手は、15日（日本時間16日）から米アリゾナ州テンピで行われているエンゼルスのスプリング・トレーニングで精力的にトレーニングを積んでいる。「優勝だけ目指して頑張りたい。勝つことだけを考えていきたいなと思っている」。3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック（WBC）での3大会ぶりの世界一へ意欲を燃やしているが、ただ勝利することだけが二刀流の目標ではないような気がする。それは今年の行動の変化から見て取れる。

　まずはファンへの情報発信だ。大谷は2020年5月にインスタグラムのアカウントを開設。2022年は3度の投稿のみだったが、2023年はすでに7度投稿。15日（同16日）にはキャンプ施設内の自身のロッカールーム写真を投稿していた。

　インスタグラム投稿が急増したことについて、大谷は「時間があったから、という感じです」と回答。「練習の方法とか1個でも多く知れば。僕自身もそういうので知って勉強することもありますし、大事かなと思います」と答えた。ただ、狙いはそれだけではないはずだ。野球人気の回復、そしてグローバル化が狙いの先にある気がする。

　以前に野球の人気低迷を憂いていたことがあった。「他のスポーツに比べると、野球はまだまだのところもあるかなと思います」。ボール1つあればできるスポーツに比べると、野球は場所やお金もかかるのが正直なところ。決して気軽にできるスポーツではなく、近年の野球人口の低下は顕著だ。野球人気の復活に自分が力を貸す――。そんな大きなことは言わないが、少しでも野球に親しみを持ってもらいたい。まだ慣れないだろうインスタグラムの投稿急増は、そんな狙いもあるはずだ。