最年少右腕は「大爆発の可能性がある」 栗山監督が絶賛する20歳の“秘密兵器”

ブルペン投球を行う侍ジャパン・高橋宏斗【写真:荒川祐史】
ブルペン投球を行う侍ジャパン・高橋宏斗【写真:荒川祐史】

中日・高橋宏斗には「一気に行けそうという雰囲気がある」

 野球日本代表「侍ジャパン」の宮崎キャンプが19日に第1クールを終えた。3月の「第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」に向け、選手の状態は栗山英樹監督の目にどのように映っているのだろうか。指揮官が注目の選手として名前を挙げたのはチーム最年少20歳で選出された中日の高橋宏斗投手。「みんなが思っている以上に大爆発する可能性がある投手」と“秘密兵器”に挙げた。

 2年目の昨季、高橋宏は19登板で6勝7敗、防御率2.47をマーク。116回2/3を投げて134三振を奪った。規定投球回には達しなかったが、奪三振数はリーグ3位で高いポテンシャルを示した。キャンプでの投球を見て栗山監督は「思った通り。俺はすごく楽しみにしている。みんなが思っている以上に大爆発する可能性がある投手だと思っている」と強い期待を表した。

 指揮官は「勢いに乗った時の(高卒)3年目、4年目の投手は一気に爆発する年かなあと勝手に思っている」と説明。高橋宏に「そういう雰囲気をひしひしと感じている」といい「一気に行けそうだなという雰囲気がある」と続けた。

 パドレスのダルビッシュ有投手ら、実力と実績を備えた最高峰の投手が集った侍ジャパン。「計算できる。こうなるだろうという信頼感がある」とした上で「こっちの想像を超える投手が出てきてほしい」と切望する。「そういう意味で高橋宏斗が順調に来ているのは良かった」と指揮官。20歳の躍動が、侍ジャパン浮沈の鍵を握っているのかもしれない。

(Full-Count編集部)

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