栗山監督からの電話に「西武の栗山さんかと」 主砲・山川“半信半疑”の代表入り
「あるかな、ないかな」で受けた選出を告げる電話…「衝撃でテンパって」
昨年も自身3度目の本塁打王と、初の打点王の2冠に輝き、日本を代表する長距離砲の山川だが、侍ジャパンとは意外に縁は薄かった。過去に出場したのは2017年のアジアプロ野球チャンピオンシップだけで、WBC、WBSCプレミア12、東京五輪といったビッグイベントには選出されていなかった。
今回選ばれるかどうかも半信半疑だったそうで、栗山英樹監督から選出を告げる電話がかかってきた時も、「『栗山です』と言われて、それでもピンとこなくて、西武の栗山(巧外野手)さんかなと思って、『お疲れ様です』と答えたら、『栗山英樹です』と言われて、そこでようやく『ヤバい、ジャパンに選ばれた』と思いました」と笑わせる。
「(昨年11月の侍ジャパンの)強化試合に行っていないし、(選出が)あるかな、ないかな、と思いながら練習していた」と言う。「栗山監督から電話がかかってきて、衝撃でテンパってしまって、何を話したかはあまり覚えていない」と興奮を隠さない。内心よほどうれしかったのだろう。
宮崎キャンプでは連日、フリー打撃で特大の柵越えを連発し、人一倍大きな声を張り上げてチームを鼓舞している山川。この威勢の良さが侍ジャパンを頂点へ近づける。
(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)