栗山監督が絶賛「1番大事なもの持ってる」 難局で起用へ…最年少20歳右腕の武器

侍ジャパン・栗山英樹監督【写真:荒川祐史】
侍ジャパン・栗山英樹監督【写真:荒川祐史】

最年少20歳は強化試合でタイブレークを想定したマウンドに上がる

 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に向けて25日にひなたサンマリンスタジアム宮崎で行う強化試合「カーネクスト侍ジャパンシリーズ2023 宮崎」で、侍ジャパンの高橋宏斗投手(中日)がタイブレークを想定したマウンドに上がる。栗山英樹監督は「ピッチャーとして欲しいものを持っている」と、あえて難しい登板を与える意図を明かした。

 あくまで「順番に可能性のある選手はやってもらうようにしている」と説明した栗山監督だが、本番でも起用する可能性については「もちろん、もちろん」とキッパリ。「体のこと、(高卒)3年目なので気を付けないといけないと思っているし、ただ1番、色々な事を吸収できるし、みんなが気づかない能力を発揮できる世代であることは間違いないので、そこの幅だけは体を見ながら広げさせてもらう」と“無限の可能性”に期待した。

 1軍デビューを果たした昨季、19試合の登板で116回2/3イニングを投げ134奪三振、奪三振率10.34と非凡な才能を示した。走者を背負ってのタイブレークで、その高い奪三振率は武器となる。「本当にいいボール投げるし三振も取れる、四球で崩れ切らない、色んな理由がある」と話した指揮官は「マウンドに上がったときに絶対に打者をやっつけるという、そういう勝負だと思う。昨年見ていてその1番大事なものを彼は持っていると信じたので。ピッチャーとして欲しいものを持っていてくれるので幅は出るかなあと思って信じている」と言葉に力を込めた。

(Full-Count編集部)

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